健康と食品

(10)自分の食生活を見直してみましょう。

  • 自分の健康目標をつくり、食生活を点検する習慣を持ちましょう。
  • 家族や仲間と、食生活を考えたり、話し合ったりしてみましょう。
  • 学校や家庭で食生活の正しい理解や望ましい習慣を身につけましょう。
  • 子どものころから、食生活を大切にしましょう。

健康で豊かな生活を築いていくことは、本来自分で取り組んでいく課題です。

「食生活指針」を参考に食生活を見直し、健康で豊かな生活に向かって、できることから実行していきましょう。

とはいえ、自分の食生活の特徴は自分一人ではわかりにくいものですし、食生活は、家族や仲間とのかかわりの中でいとなまれるものですから、家族や仲間と一緒に食生活を考えたり話し合ったりする機会をもつことが大切です。特に、よい食生活をして食事を心がける習慣は、子どものころから養われます。家庭や学校、地域社会などさまざまな場面で豊かな食生活を実践し、学ぶ機会を作ってあげてください。

日本以外の国々でも食生活の見直しを進めています。

日本だけでなく多くの国々で、国民の食生活を改善するための指針が出されていて、「みなさんの食生活をもう一度見直してみましょう。」という呼びかけをおこなっています。早かったのは、ノルウェーやスウェーデンなどの北欧の国々ですが、アメリカでは1977年の「アメリカの食事目標」以来5年ごとに指針を改定し、最新のものは2000年に出されています。その中に示されている「食品ガイドピラミッド」は、多くとりたい食品、控えめにしたい食品などをわかりやすく説明するために工夫されたものです。

アメリカの食品ガイドピラミッド

アメリカの食品ガイドピラミッド

サービングとは、日本語では「提供量」のこと。提供量は1カップ、1/2カップなど大まかに分けてあるのが特徴。

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