健康と食品

(6)食塩や脂肪は控えめに。

  • 塩辛い食品を控えめに、食塩は1日10g未満にしましょう。
  • 脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう。
  • 栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう。

食塩のとりすぎは、高血圧や脳卒中、心臓病や胃がんなどを起こしやすくします。また、脂肪のとりすぎは、心臓病や大腸がんなどの原因になります。脂肪は目に見える食品だけでなく、食材そのものにも含まれていることから、食事全体の脂肪量に注意しながら食品選びをしましょう。

最近では栄養成分表示のある食品や、それらをメニューに表示している外食店も多くなっています。食塩や脂肪をとりすぎないためにも、このような表示を見る習慣を身につけてください。

脂肪をとりすぎていないかチェックしてみましょう!

問1脂ののった霜降り肉やロースが好き。
問2あっさりした料理よりこってりした料理が好き。
問3ロースハムやベーコンをよく食べる。
問4天ぷらやフライなどの揚げものが好きで、毎日食べることもある。
問5マーガリンよりバターが好きで、パンにたっぷりつけて食べる。
問6サラダにはドレッシングやマヨネーズをたっぷりかける。
問7トロやハマチなどの脂ののった魚の刺身が好き。
問8ケーキ、スナック菓子、アイスクリームのどれかをほとんど毎日食べている。
問9魚をあまり食べない。特にイワシやサバ、アジなどの青魚は苦手。
問10よく外食をする。

アドバイス減塩対策10のポイント

  1. 食卓に食塩やしょうゆを置かず、使う時に少量を取り分けます。
    しょうゆやソースは、食べ物にふりかけるより、つけて食べた方が塩気を強く感じます。
  2. みそ汁は実だくさんにして、1日1杯程度にしましょう。
  3. 漬物、インスタント食品、調理食品、せんべい、スナック菓子などを食べ過ぎないようにしましょう。
  4. めん類の汁は飲みきらないで残すようにしましょう。
  5. 調味料は必要最小限の量を使うようにして、薄味の料理に慣れましょう。
  6. 素材そのものの味や、昆布、かつお、しいたけなどの天然のだしのうま味を生かしましょう。
  7. みつば、しそ、しょうが、ハーブなどの香辛料を上手に使い、味にアクセントをつけましょう。
  8. 塩味の代わりに、ゆず、レモン、お酢などの酸味をきかせましょう。
  9. しょうゆはそのまま使わず、だし汁と合わせて割りじょうゆにすると塩分をおさえられます。
  10. しょうゆにくらべて塩分の少ないソースやケチャップなどの調味料を上手に利用しましょう。

アドバイスすすんでとりたい血液中のコレステロールを下げる食品

次の食品のうち特に魚類は、悪玉コレステロールを減らす効果のあるDHA、EPAを含んでいます。

[魚類]

まぐろ、いわし、さば、ぶり、さんま、うなぎ

[大豆・大豆製品]

納豆、豆腐

[食物繊維の多い食品]

しいたけなどのきのこ類、海藻類、野菜類

食材のイラスト
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